映画『エターナルサンシャイン』情報

2004年アメリカ映画 107分 原題 Eternal Sunshine of the Spotless Mind
監督 ミシェル・ゴンドリー
ジム・キャリー・・・ジョエル・バリッシュ/真面目で平凡な男。正反対の性格のクレメンタインに惹かれ付き合うが別れる。クレメンタインが記憶除去手術を受けたのを知り、自分も受けようと決意する
ケイト・ウィンスレット・・・クレメンタイン・クルシェンスキー/明るく大胆で、直情型の女性。別れたジョエルを忘れるため記憶除去手術を受ける
トム・ウィルキンソン・・・ハワード博士/記憶除去手術をする医者
キルスティン・ダンスト・・・メアリー/記憶除去手術をするハワードか博士のラクーナ社の受付
マーク・ラファロ・・・スタン/ハワード博士の助手
イライジャ・ウッド・・・パトリック/ジョエルの記憶を奪ってクレメンタインと付き合う

映画『エターナルサンシャイン』ネタバレあり感想

①本当に理解できているだろうか?

時間軸が変わるのです。・・・私は本当に理解できてるのだろうか?
というのが正直な感想です。勘違いしてるところがいっぱいあるような気がする。きっと何回か見た方が理解できるし、発見も多いのかも・・・と思いました。

②魅力的な役者たち

子供を演じる時のジム・キャリーのはじけっぷり・・・。
もちろん繊細な青年(大人期)のジョエル(ジム・キャリー)もいいのですが、このはじけっぷり。やってて楽しいんだろうな、というのが伝わってきて、見ているこちらも楽しい気持ちになりました。
やりすぎとか芸人さんみたいとかいろいろな意見がありますが、私は好きなんです。
一瞬だけとかその場だけテンション上げて振り切るのは、もしかしたらできる人多いかもしれませんが、そのキャラを保ち続けるってすごいな、って思うのです。
演じているときに自分を冷静に見てる自分って絶対いるはずだと思うんですけど、ふと我に返って
『何やってんだろう?』
なんて思っちゃった日にはいたたまれない気持ちになるような気がするので。
すごい集中力があるか、憑依型の方なのか分からないですけど、好きです。

そして、クレメンタイン演じるケイト・ウィンスレット。見た目ぶっ飛んでるんだけど、中身は繊細な女性。勝手にコルセット女優的イメージがあったのですが、こういう役もおやりになるのね。もちろんお上手。
クレメンタインって一見、思考より感情で突発的に突っ走ってしまう子ってイメージで、だからこそ、何も考えてなく見えたり、もっと言うと軽い子に見えちゃう子って感じだと思うんですが、ケイトさまが演じられたからか、そんなに軽くは思わなかったのは私だけでしょうか?

③バカなのか???

それにしても!映画にしてもドラマにしてもいつも思うのですが!
こういう派手目な女性に、「誰とでも寝る女」的ワードは、一発退場、レッドカードでも仕方ない
って位、絶対NGワードに決まってるのに!!!(というか、誰に対しても言うなと思いますけど。)
本当に真顔で聞きたい。

「なんで言っちゃうんですかね?」


たとえどんなにひどい喧嘩になったとしても、このワードを出したら終わりでしょう?
だからか、作品の中でこのワードを発する男が出てくると、「バカなの?」と声に出ちゃうんです。
現実にもこんな奴が多いってことなんでしょうか?
いや、言ったら終わりでしょう。ねえ?

④嫌な過去も苦しみも自分で乗り越えるしかない

内容は、嫌な記憶は消せばすべて解決できるか?ということだと思うのですが、結果から言えば、やはり苦しみは自分で乗り越えなければダメだ、ということなのかな?と思いました。

死別は別にして、記憶を消しても、例えばまた普通に道端で出会ったら、基本的にお互い好みのタイプだし、惹かれやすいから(一度付き合ったぐらいですからね)、また恋に落ちちゃって、でも何か変わってるわけじゃないから同じことを繰り返してしまう、みたいな。 

それこそ失敗した記憶がちゃんとあれば、これは絶対しちゃいけない、とか言っちゃいけない、とかその後の関係に生かすはずなんで。

だからこそこの作品では、二人が「またこの泥沼を繰り返すかも」となった時の答えが「OK」だった、
「それでもいいから、寄りを戻したいだった」というのが大きな救いになるのですが。
ハッピーエンドでよかったです!

それにしても、途中ジョエルとクレメンタインが二人で中華料理を食べてるときに、ジムキャリーが心の中でつまんないなあと思ってるのが悲しかったです・・・。そう思ってるだろうな、とクレメンタインが感じているのも。
好きといえども、これがリアルなんだろうか?男女関係って難しいですね。

余談

イライジャ・ウッド。久しぶりに見ました!今回はチャラ男っぽい役だったのですが、目がですね、
イライジャウッドは綺麗!だからかなんか憎めないというか、ピュアに感じるというか。
目はね、大事ですね。

キルスティン・ダンスト。たまたまかも知れませんが、私が見た彼女が出てる映画は外れがないと思っていて、だから今回も出てきたときは、あ!今回も当たりかも!と思いました。
記録更新されました!そして、今回の発見。スタイルもいいのねキルスティン・ダンスト。