映画「イージーライダー」情報
1969年アメリカ映画 原題 Easy Rider 94分
監督 デニス・ホッパー
ピーター・フォンダ・・・ワイアット/マリファナの密輸で大金を得る。自由を求めてオートバイで旅に出る
デニス・ホッパー・・・ビリー/マリファナの密輸でワイアットとともに大金を得る。その後ワイアットとともに旅に出る
ジャック・ニコルソン・・・ジョージ・ハンセン/ 大酒飲み。有能な弁護士
映画「イージーライダー」ネタバレあり感想
①自由は死んだ
全然思ってたのと違う作品でした。
勝手にエンターテイメント作品(わかりやすく、見てる人に夢と希望を与えるような作品)だと思っていました。
その理由は奥田民生さんの『イージュー☆ライダー』を聞いていたので
「バイクにまたがって、人生楽しく!自由にマイペースで行こうぜ!」
という感じの作品かな~と思っていたので、全然違って衝撃すら覚えました。
まさかの
「自由は死んだ。」
となった時には、え?どういうこと?と思い・・・・。見終わってかなり経ちますが、おそらく私はまだこの作品の意味が分かってないような気がしています。
②出演者がクール
デニス・ホッパーもピーター・フォンダもかっこいいです。
ドラッグの密輸で大金を手にした二人組が、バイクでアメリカ横断の旅に出ます。
大金を手にして、会社を作るとか、名誉を手にする、とかだと、俗物感が半端ないですが、平和と自由を求めて旅に出るとか言われると、枠に収まらないアウトロー感が増して、余計にかっこいいのかもしれません。
好みの問題ですが、特にピーター・フォンダがかっこよすぎでした。あんな柄のシャツ着こなせるのってモデルさん?
と思うぐらいでした。足は長いわ、顔は小さいは、細身だわ、イケメンだわ・・・。
ありがとうございます、いるだけで目の保養でした。
そしてジャックニコルソン。
最高でした。
途中三人組になったところが楽しかったです。
ジャック・ニコルソン演じる弁護士のジョージ・ハンセン。途中から出てきて、面白いことして(腋を鳴らすあのくだり)、いいこと言って、そうしたら突然殺されて・・・。
と、そんなに出番は多くないのですが、もってっいったなあ感がすごかった。
さすが名優、と思いました。
そのほかに、音楽も、映像も、ファッションもクールの一言でした。
③自由とはなんぞや
映画のメッセージについてちゃんとは理解できていない感じがしますが、とにかく自由について色々考えさせられました。
≪自由に憧れるけど、いざ自由な人間をみると批判する≫
≪お金にとらわれたら自由になれない≫
結局は秩序がないと不安+お金がないと不安なんだよな・・・・。
この50年前と今もなんら変わらない現実。
デニスホッパー監督、ピーターフォンダプロデュース、二人の主演作品。
「作りたいものを作りたいように作ったぞー!!!」というパワーにあふれた作品でした。